そもそも質的研究とは
質的研究とは、患者さんや医療者のインタビューや、文書データ等を対象として、数量的に扱うことの難しい概念や事象の構造、出来事の背景やプロセスを明らかにする研究方法です。
社会学・文化人類学などで広く使われていますが、医療でも、量的データを中心とする「エビデンス」を補い、新たな視点を得る研究として関心が高まっています。
PubMedで”qualitative study”をタイトルに含む論文は、2000年に60編余り、2010年に600編、2020年には4000編を越えています。
講師は京都大学大学院でパブリックヘルスを学び、複数の質的研究の英文論文でMPHと博士(医学)を取得した第一人者です。
質的研究に関心をお持ちの方々が、その基本を知り、可能性を感じられる場になることを願って本セミナーを企画しました。
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日時: |
2021年12月14日(火曜日)14:00〜16:00
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形式: |
Zoomを用いたオンラインセミナー (開催日の翌日から3日間は録画を視聴できます) |
主催: |
特定非営利活動法人 日本メディカルライター協会(JMCA) |
申込先: |
URL ⇒ https://forms.gle/LdYvpBzm871qrd116
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参加費: |
正会員 |
5,000円 |
賛助会員(枠内:4名まで) |
6,000円 |
賛助会員(枠超過:5名以降) |
8,000円 |
一般 10,000円 |
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学生 5,000円 |
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講演の内容:
質的研究の読み方・書き方の基礎
—質的研究を始める前に:その哲学的な背景
—質的研究の計画とデザイン(質的研究におけるリサーチクエスチョンの立て方)
—質的研究における厳密性と倫理
—質的研究の評価ガイドライン(COREQ, SRQR)
講師:
京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻国際化推進室 特定助教
河野 文子
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