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特定非営利活動法人(NPO)日本メディカルライター協会
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最終更新日:2017/10/10
2017年10月30日(月)
第16回 日本メディカルライター協会 シンポジウム
QOLとPatient Reported Outcome評価入門
日 時: 2017年10月30日(月)13:30〜17:15(開場13:00)
会 場: 東京大学 農学部 弥生講堂・一条ホール
hhttp://www.a.u-tokyo.ac.jp/yayoi/map.html
参加費: 正会員 5,000円
賛助会員(枠内:4名)6,000円 / 賛助会員(枠超過)8,000円
一般 10,000円 / 学生 7,000円
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懇親会 3,000円
定 員: シンポジウム 200名 / 懇親会 30名
【申込方法】
受付期限 10月27日(金曜日)18時まで (定員になり次第受付終了となります)
申込みは右のURLから手続きしてください。 http://bit.ly/2fKswUs

趣旨:
日本の医薬品行政でもようやく経済評価が導入され、それに伴いQOLや患者自身による有害事象報告、主観的な評価(Patient Reported Outcome)の重要性がようやく認識されるに至っている。FDAではすでに、医療機器・医薬品開発においてPRO評価を用いるためのガイドラインを2009年に公開しており、さらに欧米では電子的に情報収集を行うePROが普遍的に使われるようになっている。一方わが国では、臨床試験や疫学研究におけるQOL/PRO評価は、企業主導・アカデミア主導を問わず経験の蓄積が不十分である。今回のセミナーはこの分野の「入門」として、基礎的概念と、評価に用いる調査票(評価尺度)の概要及びバリデーション、QOL評価尺度の一つであるEQ-5Dを用いた経済評価とデータベース紹介、さらに臨床応用や製薬会社での取り組みを紹介したい。

対象者:
この分野に関心を持つメディカルライター、市販後研究を担当する製薬会社・医療機器会社のメディカルアフェアーズ担当者と開発担当者、臨床研究に関心を持つアカデミアなど
 
【プログラム】
時間
内容
13:30-14:15
QOL/PRO評価総論
日本メディカルライター協会 理事長 大橋靖雄
中央大学理工学部 人間総合理工学科 教授,東京大学名誉教授
14:15-14:50
QOL/PRO評価尺度の概要と開発
日本メディカルライター協会 評議員 大石剛子
がん研有明病院 臨床研究・開発センター
講演内容:
QOL/PRO評価を計画・実施するうえで必要となる基本的概念と評価尺度の種類、及びその開発方法を紹介する。尺度開発では、主に日本語版における翻訳の重要性を議論する。
14:50-15:25
EQ-5D日本語版開発と研究データベース
新潟医療福祉大学  医療技術学部 作業療法学科
能登真一教授
講演内容:
QOL値を算出するためのEQ-5D-5L日本語版について,とくに計算式の開発過程を解説するとともに,国内で調査されたQOL値のデータベースを紹介する.
15:25-15:40
休憩
15:40-16:15
臨床現場での活用(高齢がん患者向けツールとして)
国立がん研究センター 東病院 精神腫瘍科長
先端医療開発センター 精神腫瘍学開発分野長
小川朝生先生
講演内容:
高齢がん患者の治療では、治療適応や治療効果の指標としてQOLや主観的評価が重要である。臨床の活用として、高齢者機能評価、主観的症状評価の試みを紹介する。
16:15-16:40
製薬会社での取り組み(1) 
第一三共株式会社 研究開発本部 臨床開発部 主査
黒羽正範先生 
講演内容:
神経障害性疼痛を対象とした臨床試験におけるPROの使用経験を、事例を交えて紹介する。
16:40-17:05
製薬会社での取り組み(2)    
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 開発本部 開発企画部
神吉兼佑先生
講演内容:
弊社インスリン製剤の第3相臨床試験において検討した健康関連QOL(SF-36)の結果(2型糖尿病患者を対象とした3つの国際共同試験のメタアナリシス)について紹介する。
17:05-17:15
総合討論
17:30-19:00
情報交換会
◆お問合せ
特定非営利活動法人(NPO)日本メディカルライター協会事務局
電 話:03-3252-3150
メール:office@jmca-npo.org