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事例集:事例No.7
  • 分類:著者の役割
  • 検討時期:2018年7月
  • トピック
  • 投稿後,要改訂で戻ってきた論文を再投稿するまでの著者の役割​
  • 経緯・背景
  • ・査読指摘が戻ってきた際の再投稿までの流れとして,指摘を整理→対応案を検討→対応案に沿って書き直し→再投稿が一般的ではないか
    ・しかし,査読対応や改訂版作成において,進め方や各著者の役割には明文化された規定がなく,明確でない
  • 討議内容
  • ・要改訂の論文を再投稿するまでの著者の役割と手順は以下のように考えられる
    ・手順のルールはないが,Corresponding Authorが指摘内容を整理し,共著者の元々の役割(統計解析担当など)に応じて対応案の検討を依頼→その結果を踏まえ,改訂版・回答案を作成→筆頭著者(またはCorresponding Author)のレビュー→共著者のレビュー→全著者の最終稿承認
    ・プロセスを標準化している企業もある:社内著者(社内のリード著者)が再投稿の判断をする→社内で方向性を決定,修正案を検討→筆頭著者(アカデミア)に意見を求めたのち改訂→全著者の承認を得る。ただし,大幅な改訂の場合は,レビューを実施
  • 論点及びほかの選択肢
  • ・手順を優先し,間に合わないようであれば早めに投稿期限の延長を編集部に申し入れる
    ・論文案を改訂する際の,著者間(筆頭著者,社内著者等)の役割分担を,あらかじめ決めて,著者間で合意を得ておくとよい
  • 参考情報
  • なし